皆さんはナナシノゲームという任天堂のホラーゲームを知ってますか?
この小説はボクが勝手にそのゲームのキャラを使いホラー小説を作っています。
興味がある方、ゲームをしたことがない方、ナナシノゲームをした方も楽しめます。
ぜひ読んでみてください!
序章
「え~うそ~?」
「本当らしいよ。」
都内ではかなり有名になってるこの都市伝説、最近では「伝説」ではなく「事実」に変わってきた。
このゲームの被害者はますます増えていた。
ある機種の携帯ゲーム機の無料ダウンロードから得ることができるこのゲーム。製作者不明。発信地不明。
殆どが闇に包まれていた。ただ、インターネットを通じて得れる共通性の事実は『プレイした者は七日以内にそのゲームをクリアしないと確実に死亡する』という事だった。
マスコミも警視庁もこの異例な事件を把握していた。が、公な場での発表をさけた。信憑性がかけるだとか、公表したものは五日以内に死ぬ、など色々な噂になっていたが一番の理由は、その全ての被害者に目立った外傷がないことだった。だからこの事件は他殺でもなく自殺でもなく『病死』と言うことになっていた。
私立 南都大学 二回生 二十歳。竹下尚樹は文学部文学科に在籍している。
「なー、リコーお前最近オダカ先輩と一緒のとき少ねえけど、何かあったの?」
リコという愛称を持つ長沢莉子は竹下と同じく 南都大学 二回生 十九歳 文学部史学科に在籍している。
「もーナオキは黙ってなよ。今、授業中よ!」
「はいはい、堅物女。どうせ先輩ともケンカしたんだろ。」
「な・・・違うわよ。」
「おい!そこ、授業中だぞ、黙っとけ!」
大山法喜。南都大学社会学部現代社会学科の准教授だ。
「ほらー、あんたのせいで怒られたじゃないの。」
「長沢も黙っとけ!次こんなことがあれば、放課後職員室に来てもらう、いいな!」
二人は授業が終わり、教室内で話した。
「じ・・・実はオダカ君の事なんだけど・・・その、ナオキ知ってる?都市伝説の・・・。」
莉子は心配気に言った。
「あ・・・ああ。あれだろ、ゲームを七日以内に終わらせないと死んでしまうっていう。」
「そう。それなの・・・。別にオダカ君がそれをしてるわけじゃないんだけど、何かのゲームにすごく熱中しすぎてるの・・・。」
莉子はイスに座りため息をついた。
「それでね、メールしても、電話しても一向に繋がらないから・・・その・・・今日暇なら見に行ってくれないかな?」
尚樹は嫌とも言えず、渋々頷いた。
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- 2009/07/09(木) 21:03:23|
- ナナシノゲーム:オリジナル小説「ナナシな人間」|
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