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- 2025/05/04(日) 21:58:16|
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(ん~少ね・・・これだけ?)
その場にいたのは 西谷と後輩だけだった
西谷に宇喜田は 皆はどこに行ったのか 聞こうとすると そそくさとどこかに行った
数人で騒いでる後輩に苛立ちを感じながらも宇喜田は なにせ眠いので その場に胡坐をかいて
顔をうつむかせていた
(あつ~しんど~だる~)
そう思う宇喜田の心は分からず 1年生達は騒いでる
ぼけ~としてる宇喜田はトレーニング用品がガチャガチャする音を聞いて顔をあげた
見ると1年生の女子がラダーとジャンプ台と大縄を持っていた
(ご苦労さん・・・)
心でそう宇喜田は思っていた
「走るよ~!」
先輩が言った 宇喜田を含む1・2年生がだるそうに 低く は~い と言った
先輩が1番前でその後ろに 1年男子 女子 2年女子 男子 最後に1人先輩
という順で 2人1列で並んだ
たなっちょ
いちに いちに いちに いちに いーちにー いちにさん
俺の中ではこれが 遠くで聞こえるラジオ体操の号令か何かと思い始めた
というより そう思いたかった
「お前走るのか?」
いちいちうるさい宇喜田が聞いてきた
ながすように 「足痛いんだけどな~」と答えて 端から走る気がない俺は
待とうと思ったが 宇喜田が手を引くからしょうがなく走った
が これだ 炎天下にさらされてる上にこの乾燥した感じ 最低だった
走っている時に渡邉が見えた
かなり怒られてる俺は 渡邉が嫌いだ
正直 日陰にいる渡邉が疎ましかった
いなくなれといつも思った 嫌だった 宇喜田にはクラブをやめると言い張ったが実際 やめれない
宇喜田
はー疲れた
最近休み気味のおれはグラウンドを5週走るだけでも 相当な体力がなくなった
自分で この灼熱のせいだ とか思いたかった
お茶を飲んだ俺は先生の近くにいる みんなの下へ行こうとした
が そこで結構驚いた 先生が4つ葉探しをしてたのだ
何か 不自然さを感じたので
「先生も女なんですねと言った」
そしたら笑いを含み気味で
「あたりまえじゃー 先生が女じゃなかったら何なんよ!」
失礼な奴その2と言われた
楽しい ・・・時々考えるみんなは先生のことが本当に嫌いなのだろうか?
場に流されているだけじゃないのか?
その2と言うのがよく分からなかったので どういう意味か聞いたら
南も失礼な奴らしい・・・『先生に結婚はいつするのかを聞いたらしい』
そのことをたなっちょに言った時 まだ先生はクローバーを探していた
それを見てたなっちょは
「見つかったら 結婚できて 見つからなかったら 結婚できないんじゃない?」
と言ったのでそのことを チクッてみた
「先生!光輝が ムグ・・・光輝が・・・あー重い重い!!どけ」
のってきたこいつを振り払ったら 先生が体を近づけた
「で 光輝が何て言ったて?」
その場から逃げたたなっちょは 俺が先生にチクッて先生が
「光輝だけ集合」と言う言葉に 一瞬立ち止まり先生の下へ走っていった
宇喜田
「光輝 起立!姿勢正して テイ! もう1度 テイ!」
渡邉先生がたなっちょに軽めのキックを入れたのと テイ の声が可笑しくて爆笑した
やられていたたなっちょもヘラヘラしていて 田森先生(俺が1年の時の剣道部の顧問 その時
渡邉先生は副顧問だった)がいた頃とは 何か違う感じがする
3 4発 蹴ってから続けて渡邉先生が
「お前は失礼な奴 その3だ!」と言われていた
その1は誰か聞くと「南じゃ 南」と言われた
南は最近前髪をばさっと切り 前髪が平行だった 皆にパッツと言われヒステリーになっていた
そのヒステリーに聞いたら 何もない と言われ それが気になった
女好きのおみつが「南ぃ さっき何ていったんだ?」と言い
しぶしぶ答えた
結婚してない人にあんなこと言ったら そりゃ失礼極まりないよ
心でそう思った 自分も体外失礼な事を言ったけど・・・
なにせ「先生はいつ結婚するんですか」って言ったんだからな・・・
たなっちょ
「光輝 起立!姿勢正して テイ! もう1度 テイ!」
あまりにも痛くないので 苦笑した
俺の立場って?
~クラブが終わり宇喜田は光輝と南と西谷と数名の後輩と一緒に帰った
南と西谷は仲がいいのが歩く速度が遅いので 次第に宇喜田と光輝は先に行ってしまった
「あいつら見た目によらず速いな~ 小春ちゃん」
「あー」
南と西谷は剣道部であるからやはり 男っぽいだから言動はほぼ男だ
「なー小春ちゃん 最近渡邉先生結構好きになってきたわ」
南が同情を訴えるように言った さいごの「わ」は女っぽくない「わ」だ
「え じゃあまゆは前まできらいやったの?」
西谷が言った
「いやそういう事じゃないんだけど・・・田森先生がいた頃は 渡邉先生がそんな・・・」
「ふーん」
「何か変わったよね 渡邉先生・・・」
西谷は静かにうなずいた
「おい待てよ!」
宇喜田は先さき行く光輝に言った
「何で そんなに速く行く?何かあんのか?」
「いや」
光輝の隣まで追いついた宇喜田は
「はー お前まさかさっき渡邉先生に・・・てか 俺がチクったの怒ってる?」
「はー!?別にー!」
それならいいと 安堵の笑みを宇喜田は浮かべた
「じゃあ 何で?」
宇喜田はこの歩く速度が気になった
「もー!!だから今日塾なの!!」
キレた
「あーそーだったん・・・ごめんごめん」
宇喜田はしれっと言った
「いやーしかし渡邉先生が四葉探しってのは驚いたな!」
宇喜田は完璧に話しを変えた
「ほんとそれ!」
光輝はノッた
「でも お前馬鹿だろ!何だっけ?四葉が見つかったら彼氏ができるって言ったけ?」
「違う違う 見つけれたら結婚 見つからなかったら結婚できないって言ったんだ!」
宇喜田はあえて言ってみて 案の定返事した 光輝に微笑した
「先生変わったよな・・・」
宇喜田は言った
「ああ」
「何か 田森先生がいなくなって あれじゃない 何か自由になったっていうか」
「それはそー思う」
「何か 今の渡邉先生好きだな」
んじゃ
バーぃバーい
2人は分かれた